農泊施設運営者インタビュー6

【まなかのいえ】田んぼで囲まれた一軒家を民泊施設にリノベーション。地域との玄関口を目指す村山さん

田んぼで囲まれた一軒まるごと貸しの日本家屋

小山市の地域おこし協力隊として農泊の推進に携わったことをきっかけに、民泊施設の運営を始めることにしました。民泊施設を作るために借りた建物は周りに家がない一軒家。辺り一面が田んぼに囲まれた中に、ぽつんとある築50年程の日本家屋でした。

建物内は所々痛んでいたため、白鴎大学生や地域の方々の助けを借りながらリノベーションを実施。準備に1年ほど時間をかけ、2020年7月から宿泊者の受入れを始めました。

田んぼに囲まれた場所にある「まなかのいえ」

手伝いにきてくれた白鴎大学生や地域の方々

オープン前は「田んぼに囲まれた一軒家にどう人を呼ぶかが課題」といった声を聞くこともあったので少し不安でしたが、オープン後は毎週のように宿泊者が訪れています。良い意味で期待を裏切ることができたので正直ほっとしました。

「まなかのいえ」は、まるごと一軒貸切りなので、周りを気にせずにアイディアを考えたり、打合せをしたりなど、思い思いの時間を過ごせる場所です。「これから頑張っていこうとする人たちを応援したい」という気持ちを込めていますし、私たち夫婦の「こんな場所があったらいいな」も盛り込まれています。これからも夫婦二人三脚で運営し、利用者が充実した時間を過ごせる環境をお届けしたいと思います。

地域との玄関口になるような宿泊施設の姿を目指して

「まなかのいえ」には市外や県外からも宿泊者が訪れ、友人とBBQを楽しむ人たちもいれば、撮影場所として使う人たちもいます。「本当に周りに田んぼしかないんですね!」といった素直な感想は嬉しいですし、これから起業を考えている20代の若い人たちが会議で利用してくれたときには、思い描いていたプランが認められた気がして嬉しかったです。

まなかのいえの一室

その他にも、この地域で暮らす人たちとの交流や郷土料理を求める声を聞くこともあります。要望に応えることができれば、宿泊をきっかけに小山市を知り、魅力を感じる機会を作れるかもしれません。

観光目的で訪れる人が少ないとい言われている地域で、県外から宿泊に来ることに可能性を感じていますし、「まなかのいえ」を活用して地域を盛り上げていきたい気持ちも芽生えています。宿泊者を受入れながら、地域との玄関口になるような宿泊施設を目指していけたらと思うのでよろしくお願いします。

地宿泊施設の基本情報

  • 宿泊施設名:まなかのいえ
  • 施設運営者:村山夫婦
  • 定員:12名
  • おおまかな場所:栃木県小山市間中
  • 予約:https://www.airbnb.jp/rooms/46442363

この記事を書いた人

藤本 尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。
「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

 

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